① 二朮湯 前回のブログでも述べてきたように、股関節痛に有効な漢方方剤として、二朮湯、麻杏薏甘湯、薏苡仁湯や疎経活血湯などがある(表:文献1,2,4)。やはり、第一選択は二朮湯かなと判断し、服用開始した。二朮湯は12種の生薬から構成され、速効性ではない。しかし、服用し始めてから数時間すると、自然に痛みが軽減し動き易くなってきた。服用し数週間を経て楽にはなったが、痛みはまだ残る。
② ニガリ(塩化マグネシウム)塗布 マグネシウムには様々な作用がある。その主な作用の一つに、筋弛緩作用、すなわち筋肉の痙攣を解除し、弛緩させる作用がある(文献5, 6)。ニガリは皮膚に塗布しても吸収され、その作用を発揮できる。そこで市販のニガリ液を購入し、股関節周囲の皮膚に塗布したところ、確かにある程度痛みは軽減できた。しかし「こわばる」筋肉は大腿骨に近い内側のため、痛みを完全に消失させることはできなかった。なお、ニガリは「こむら返り」に重宝される芍薬甘草湯とほぼ同様な効果があるようです。
③ 3Dジグリング そこで股関節周囲の筋肉の凝りを除く根本的な治療法はないか、と調べ始めた。ネットで検索すると、股関節痛に対する運動療法は多数投稿されている。その中で「3Dジグリング」という方法が目に止まった。北里大学の高平尚伸氏が推奨している方法で、丁度フラフープを回すのに近い要領で腰を回転させるという方法です(文献7)。右周り10回、左周り10回が1セットで、それを1日3回、3セット実施する。成書がありますので、ご参照下さい。